妊娠後期(28週〜)

出産費用はいくらかかる?助成金・給付金・医療費控除まとめ

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出産費用の平均はいくら?

出産にかかる費用は、分娩方法や地域、病院の種類によって大きく異なります。全国平均を見てみましょう。

正常分娩の場合

正常分娩(経膣分娩)にかかる費用の全国平均は約46〜50万円です。ただし、地域差が大きく、都市部では60万円を超えることも珍しくありません。

地域平均費用
東京都約60〜70万円
大阪府約50〜55万円
地方都市約40〜50万円
全国平均約46〜50万円

帝王切開の場合

帝王切開は医療行為のため健康保険が適用されます。3割負担となるため、実際の自己負担額は正常分娩と大きく変わらないか、むしろ安くなるケースもあります。

項目費用目安
手術費用(保険適用・3割負担)約8〜12万円
入院費用(7〜10日間)約15〜25万円
その他(食事・差額ベッド等)約5〜10万円
合計約30〜50万円

帝王切開の場合は高額療養費制度民間の医療保険が利用できるため、最終的な自己負担はさらに少なくなる可能性があります。

出産費用の内訳

出産費用の内訳を見ると、以下のような項目で構成されています。

項目費用目安備考
分娩料20〜30万円正常分娩の場合
入院料8〜15万円4〜7日間。個室は追加料金
新生児管理料5〜10万円赤ちゃんの健康管理費
検査・薬剤料2〜5万円採血、投薬など
処置・手当料1〜5万円会陰切開、縫合など
その他2〜5万円食事、パジャマ、産後ケアなど

使える助成金・給付金一覧

出産にはさまざまな公的支援制度があります。知っているかどうかで数十万円の差が出ることもあるため、しっかり確認しておきましょう。

出産育児一時金(50万円)

最も大きな支援が出産育児一時金です。健康保険に加入している人(被扶養者含む)が出産した場合に支給されます。

項目内容
支給額1児につき50万円
対象者健康保険加入者(国保・社保とも)
申請方法直接支払制度(病院が手続き)が一般的
申請時期出産前に病院で合意書にサイン

直接支払制度を利用すれば、病院の窓口で支払う金額は「出産費用 − 50万円」の差額のみ。出産費用が50万円以下の場合は、差額を申請して受け取れます。

出産手当金(会社員・公務員向け)

会社員や公務員の方は、産休中に出産手当金を受け取れます。

項目内容
支給額日給の2/3 × 産休日数
対象期間出産日前42日+出産日後56日=計98日間
対象者健康保険加入の会社員・公務員
申請先勤務先の健康保険組合

例えば月給25万円の場合、約54万円の出産手当金が受け取れる計算になります。

育児休業給付金

育休中の収入を補うための給付金です。

項目内容
支給額(最初の180日)休業開始時賃金日額の67%
支給額(181日以降)休業開始時賃金日額の50%
対象者雇用保険加入者(1年以上の雇用期間)
申請先ハローワーク(勤務先経由が一般的)

妊婦健診費用の助成

妊婦健診は全額自費ですが、自治体から14回分の補助券が交付されます。

項目内容
補助回数14回分(自治体による)
補助額1回あたり5,000〜10,000円程度
交付方法母子手帳と一緒に配布
注意点里帰り先では後日精算になることも

補助券で全額カバーできない場合は自己負担が発生します。妊婦健診の自己負担額の平均は総額5〜10万円程度です。

高額療養費制度

帝王切開や切迫早産での入院など、医療費が高額になった場合に利用できます。

項目内容
対象1ヶ月の医療費自己負担が上限を超えた場合
上限額(一般所得)約80,100円+α
申請先加入している健康保険
ポイント事前に「限度額適用認定証」を取得しておくと窓口負担が減る

帝王切開が予定されている場合は、あらかじめ健康保険に「限度額適用認定証」を申請しておきましょう。窓口での支払いが自己負担限度額までに抑えられます。

医療費控除(確定申告)

1年間の医療費が10万円を超えた場合、確定申告で医療費控除を受けられます。

項目内容
対象費用妊婦健診費、分娩費、入院費、通院の交通費など
控除額(医療費 − 保険で補填された額 − 10万円)× 税率
申請方法確定申告(会社員でも申告可能)
必要書類医療費の領収書(原本保管推奨)

対象になる費用の例:

  • 妊婦健診の自己負担分
  • 分娩・入院費用の自己負担分
  • 通院のための交通費(公共交通機関)
  • 処方された薬代
  • 不妊治療費

対象にならない費用の例:

  • 差額ベッド代(自分で個室を希望した場合)
  • マタニティウェアの購入費
  • 里帰り出産の帰省費用
  • 自家用車でのガソリン代・駐車場代

その他の支援制度

制度名内容対象者
児童手当月額10,000〜15,000円0歳〜中学校卒業まで
乳幼児医療費助成子どもの医療費が無料〜低額自治体により異なる
出産・子育て応援給付金妊娠届出時5万円+出生届出時5万円妊婦・出生児の養育者
傷病手当金給与の2/3を支給つわりや切迫早産で休職した場合

助成金・給付金の受取スケジュール

出産に関連する給付金は、受け取れるタイミングがそれぞれ異なります。

給付金申請時期受取時期
妊婦健診補助券母子手帳交付時健診ごとに使用
出産・子育て応援給付金妊娠届出時申請後1〜2ヶ月
出産育児一時金出産前(直接支払制度)出産時に自動適用
出産手当金産休終了後申請後1〜2ヶ月
育児休業給付金育休開始後2ヶ月ごとに支給
高額療養費退院後申請後2〜3ヶ月
医療費控除翌年の確定申告申告後1〜2ヶ月
児童手当出生届提出後15日以内翌月分から支給

出産費用シミュレーション

ケース1:正常分娩(会社員)

項目金額
出産費用500,000円
− 出産育児一時金−500,000円
実質自己負担約0円
+ 出産手当金(受取)+約540,000円
+ 育児休業給付金(6ヶ月)+約1,000,000円

ケース2:帝王切開(会社員)

項目金額
出産費用(保険適用後)400,000円
− 出産育児一時金−500,000円
− 高額療養費制度の還付−適用分
+ 民間医療保険(加入している場合)+100,000〜200,000円
実質収支プラスになることも

ケース3:正常分娩(自営業・国保)

項目金額
出産費用500,000円
− 出産育児一時金−500,000円
実質自己負担約0円
※出産手当金はなし
※育児休業給付金はなし

自営業やフリーランスの方は、出産手当金と育児休業給付金が受け取れないため、産前産後の収入減をカバーする貯蓄計画が重要です。

お金の不安を減らすためにやっておくこと

  1. 妊娠がわかったらすぐ:医療保険の加入・見直し
  2. 母子手帳交付時:妊婦健診補助券を確認。出産・子育て応援給付金の申請
  3. 安定期:出産する病院の費用を確認。直接支払制度の利用手続き
  4. 妊娠後期:帝王切開の可能性がある場合は限度額適用認定証を取得
  5. 産後:出産手当金・育児休業給付金・児童手当の申請を忘れずに
  6. 翌年2〜3月:医療費控除の確定申告

まとめ

出産にかかる費用は決して安くありませんが、日本には手厚い公的支援制度があります。特に出産育児一時金の50万円はほぼ全員が受け取れる制度であり、正常分娩であれば自己負担がゼロに近くなるケースも珍しくありません。

大切なのは、使える制度を漏れなく把握し、適切なタイミングで申請することです。申請期限を過ぎると受け取れなくなる給付金もあるため、このリストを参考にスケジュールを立てておきましょう。

お金の不安を早めに解消して、安心してお産を迎えてくださいね。

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