0歳後半(7〜11ヶ月)

海外で赤ちゃんの食事|離乳食とミルクの持参量ガイド

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「海外に赤ちゃんを連れて行くけど、離乳食っていったい何食分持っていけばいいの?」

はじめての海外旅行や、パパの海外赴任先への訪問、里帰り。パスポートやチャイルドシートの手配は調べれば答えが出るのに、食事だけはどうしても見通しが立たない——そんな不安を抱えている方は本当に多いです。

大人なら「現地で食べればいい」で済みます。でも赤ちゃんは、いつもと違う味を口にしただけで一切食べなくなることもある。アレルギーの心配もある。おまけに水道水がそのまま飲めない国では、粉ミルクを溶かすお湯ひとつが悩みの種になります。

この記事では、持参量の具体的な計算式と、現地で何が手に入って何が手に入らないのかの線引き、そして水と粉ミルクの安全な扱い方を整理しました。荷物を軽くしながら安心を確保するために、実際に売れている国産の離乳食・野菜フレーク5商品も比較しています。

まず結論:持参量は「日数×3食+予備2日分」

迷ったときの計算式はこれひとつです。

必要食数 = 滞在日数 × 1日の離乳食回数 + 予備2日分

たとえば5泊6日で1日3回食のお子さんなら、6日×3食=18食に予備6食を足して24食。「多すぎる」と感じるかもしれませんが、この予備2日分には明確な理由があります。

  • フライト遅延・欠航:乗り継ぎ便が飛ばず1泊延びるのは珍しくありません
  • 現地調達の失敗:スーパーに行っても月齢に合うものが1つもない可能性
  • 食べムラ:環境が変わると食べない・こぼす・全部拒否が起こります
  • 時差での食事回数増:時差があると「4回目のごはん」が発生しがち

予備分は帰宅後に普段の食事として使えるので、無駄にはなりません。

月齢別の目安(5泊6日の場合)

月齢1日の食事回数持参目安ミルク・母乳の扱い
5〜6か月(初期)1回8食分授乳が主。離乳食は無理に進めない
7〜8か月(中期)2回18食分授乳+離乳食。ミルクは多めに
9〜11か月(後期)3回24食分手づかみ用の追加も検討
12か月〜(完了期)3回+おやつ24食+おやつ5日分フォロミ・牛乳は現地確認

初期のお子さんは、旅行中だけ離乳食を1段階戻す・お休みするのも立派な選択です。「せっかくの旅行だから進めなきゃ」と気負わなくて大丈夫。国内でのはじめかたは離乳食のはじめかたも参考にしてください。

現地調達できるもの・できないもの

「現地で買えばいいじゃない」と言われることもありますが、実際は国と月齢で大きく差が出ます

比較的手に入りやすいもの

  • 瓶詰・パウチのベビーフード:欧米・アジアの大都市なら大型スーパーやドラッグストアにあります
  • バナナ・りんご・アボカド:皮をむいて潰せる果物は最強の味方
  • プレーンヨーグルト:無糖のものが手に入れば取り分けに便利
  • ミネラルウォーター(軟水):ヨーロッパは硬水が多いので後述の注意あり
  • 粉ミルク:ブランドは違いますが多くの国で購入可能

手に入りにくい・当てにできないもの

  • 月齢に合った「なめらかさ」の初期食:海外のベビーフードは6か月〜が主流で、5か月向けのペーストは少ない
  • だし・和風の味付け:食べ慣れた味がないことが最大のリスク
  • おかゆ・白米ベースの主食:欧米はいも・小麦・野菜ピューレが中心
  • 無添加・アレルゲン配慮の表示が読み取れる商品:外国語の原材料表示は判断が難しい
  • 調乳に適した軟水:地域によっては選択肢が限られます

つまり、**「主食と味の土台は日本から持参、副菜は現地の果物や野菜で補う」**が現実的な作戦です。全部を持っていく必要はありません。

水と粉ミルクの扱い方

ここが海外での最重要ポイントです。

水道水は原則そのまま使わない

日本のように水道水をそのまま調乳に使える国は、実は限られています。渡航先が「飲用可」と案内されていても、赤ちゃんの調乳には市販のミネラルウォーターかミネラル分の少ない水を使うのが安全です。腸内環境が未熟な赤ちゃんは、大人が平気な水でお腹をこわすことがあります。

「硬水はNG」を必ずチェック

ヨーロッパや中国の一部は硬水(カルシウム・マグネシウムが多い水)が主流です。硬水で調乳を続けると、赤ちゃんの腎臓やお腹に負担がかかる可能性があります。

  • ラベルの**「Ca(カルシウム)」「Mg(マグネシウム)」の数値が低いもの**を選ぶ
  • 「軟水」「for infants」「Baby」などの表記がある製品が安心
  • 迷ったら滞在初日分だけ日本からペットボトルの赤ちゃん用純水を持参し、現地で適切な水を探す時間を稼ぐ

お湯の確保は3段構え

  1. 宿の電気ケトル:ホテルには基本的にありますが、海外は備え付けがない部屋も。予約時に確認を
  2. 携帯用の電気ケトル or 液体ミルク:電圧・プラグ形状の確認は必須
  3. 機内でのお願い:客室乗務員にお湯を頼めます。搭乗前に伝えておくとスムーズ

液体ミルクは移動日だけの切り札として数本持つのが賢い使い方。調乳の手間がゼロになるので、乗り継ぎの多い旅程ほど価値があります。持ち込みルールは機内持ち込みの注意点も併せてご確認ください。

粉ミルクは「日本のものを使い切る量」

現地で粉ミルクは買えますが、ブランドが変わると飲まない・便がゆるくなることがあります。滞在中に必要な量+予備は日本から持参しましょう。キューブタイプやスティックタイプなら計量不要で衛生的、荷物もかさばりません。

荷物を軽くする「粉・フレーク」戦略

ここで大きな味方になるのが、野菜フレークや野菜パウダーです。

レトルトの離乳食は1食80g前後。24食持てば約2kgになります。一方、野菜フレークは40gの袋で何食分にもなり、お湯や湯冷ましで溶くだけ。重量とかさが劇的に減ります。

  • 軽い・小さい:スーツケースの隙間に入る
  • 常温保存できる:冷蔵設備がなくてもOK
  • 月齢に合わせて濃度を変えられる:初期はゆるく、後期はとろりと
  • 液体ではないので機内持ち込み制限にかかりにくい
  • 帰国後も普段使いできる:使い切れなくても無駄にならない

もちろん、移動日と初日はレトルトのおかゆがあると心強い。「軽い粉ものを主力、レトルトを切り札」の組み合わせが、荷物と安心のいいバランスになります。

海外持参におすすめの離乳食・野菜フレーク5選

実際に楽天で高評価を集めている国産商品を、海外持参の視点で比較しました。

比較表

商品名価格特徴向いている人
有機まるごとベビーフード 選べる8セット(味千汐路 Ofukuro babyfood)タベリエ TABELIER4,320円 ★4.62(457件)有機JAS認定・ヴィーガン対応の完成品。味の種類を選べる8点セット素材にこだわりたい・そのまま食べさせたい方
北海道産 野菜フレーク 4種セット 無添加 無着色1,850円 ★4.64(2504件)レビュー2500件超の定番。お湯で溶くだけ、常温・軽量荷物を軽くしたい・コスパ重視の方
nacona 野菜ファインパウダー 選べるセット 25g-60g 4袋3,100円 ★4.25(507件)粉末タイプでさらに軽量。アレルゲンフリー・国産野菜使用アレルギー配慮が必要・長期滞在の方
離乳食 お試しセット 北海道 大望 野菜フレーク 40g4種セット1,890円 ★4.62(340件)とうもろこし・かぼちゃ・じゃがいも・にんじんの王道4種初めて試す・短期旅行の方
地球畑 ベビーフード 有機米のおかゆ 7ヶ月〜9ヶ月 8袋セット3,900円 ★4.79(38件)有機米のレトルトおかゆ。主食をそのまま確保できる移動日の主食を確保したい方

1. 有機まるごとベビーフード 選べる8セット(4,320円/★4.62・457件)

味千汐路の「Ofukuro babyfood」シリーズを8点選べるセット。有機JAS認定・ヴィーガン対応で、原材料への安心感が高いのが特徴です。ギフト需要が多い商品ですが、海外持参では「開けてそのまま食べさせられる完成品」の価値が際立ちます。

現地で調理環境が整わない日、疲れ切って何も作れない日の最後の砦として数袋忍ばせておくと、精神的に本当に楽になります。

2. 北海道産 野菜フレーク 4種セット(1,850円/★4.64・2504件)

レビュー2504件で★4.64という圧倒的な実績。無添加・無着色の北海道産野菜を、お湯で溶くだけで使えるフレークにしたものです。

海外持参での最大の魅力は軽さと常温保存。メール便で届くサイズ感なので、スーツケースに複数入れても重量オーバーの心配がありません。「現地の白米やパンに混ぜる」「果物と合わせる」といった応用も効きます。まず1セット試して、合えばリピートするのが王道です。

3. nacona 野菜ファインパウダー 選べるセット(3,100円/★4.25・507件)

25g〜60gの袋を4種選べる粉末(ファインパウダー)タイプ。フレークよりさらに細かいので、初期のなめらかなペーストが作りやすいのが強みです。

注目すべきはアレルゲンフリー・国産野菜使用という点。外国語の原材料表示が読めない海外で、「これは絶対に安心」と言い切れる主力を持っておく安心感は代えがたいものがあります。アレルギー対応が必要なお子さんには特におすすめです。離乳食のアレルギー対策全般は離乳食のアレルギー対策も参考になります。

4. 離乳食 お試しセット 北海道 大望 野菜フレーク 40g4種セット(1,890円/★4.62・340件)

とうもろこし・かぼちゃ・じゃがいも・にんじんという、赤ちゃんが好みやすい王道4種のお試しセット。1,890円という価格で4種類試せるので、「フレークが我が子に合うか分からない」段階の方にぴったりです。

40g×4種は3〜4泊程度の短期旅行にちょうどいい量。旅行前に自宅で必ず一度食べさせて、食べるかどうかを確認してから本番に臨むのが失敗しないコツです。

5. 地球畑 ベビーフード 有機米のおかゆ 8袋セット(3,900円/★4.79・38件)

★4.79という5商品中で最高評価のレトルトおかゆ。7〜9か月向けで、有機米・有機野菜・無添加。レトルトパウチなので、そのまま温めるだけで主食が完成します。

海外で最も手に入りにくいのが「おかゆ・白米ベースの主食」。ここを日本から確保できるかどうかが、赤ちゃんの食べっぷりを大きく左右します。防災・非常食としても案内されている商品なので、旅行で使い切れなくても家の備蓄になるのが嬉しいところです。

タイプ別・結論はこれ

読者の状況ごとに、選ぶべき組み合わせをはっきりお伝えします。

短期(3〜4泊)・初めての海外旅行なら

大望 野菜フレーク お試しセット(1,890円)+ 地球畑 有機米のおかゆ(3,900円)

主食(おかゆ)と副菜(フレーク)が揃い、費用も抑えられます。まずこの2つで十分回ります。

長期滞在・赴任先訪問なら

北海道産 野菜フレーク 4種セット(1,850円)を複数 + nacona 野菜ファインパウダー(3,100円)

粉もの中心にして重量を抑え、現地の米・パン・果物と組み合わせる作戦。コスパと軽さの両取りです。

アレルギー配慮が必要なら

nacona 野菜ファインパウダー(3,100円)を主力に

アレルゲンフリー・国産という表示が読める安心感が最優先。原材料が確認できない現地品への依存を最小化します。

調理環境が不安・とにかく手間を減らしたいなら

有機まるごとベビーフード 選べる8セット(4,320円)

開けてそのまま。ホテルに電子レンジもケトルもない、という状況でも乗り切れます。

迷ったら

北海道産 野菜フレーク 4種セット(1,850円)+ 地球畑 有機米のおかゆ(3,900円)

レビュー数No.1と評価No.1の組み合わせ。約5,750円で、主食・副菜・軽さの三拍子が揃います。

機内・現地での実践Tips

機内での食事

  • 離乳食は「液体物」の例外扱いになる場合が多いが、航空会社ごとにルールが異なるので事前確認を
  • 離陸・着陸時の授乳やストローマグは耳の痛み対策にもなります
  • 使い捨てスプーン・食事エプロン・ウェットティッシュは多めに
  • 機内食のベビーミール予約は、離乳食が食べられる月齢なら申し込む価値あり

現地での衛生管理

  • 哺乳瓶の洗浄にはミネラルウォーターを使う(水道水でのすすぎは避ける)
  • 消毒は電子レンジ用スチームパックか、つけおき用の錠剤タイプが持ち運びやすい
  • 開封後のレトルトはその場で食べきる。持ち歩きは避けましょう

食べないときの割り切り

環境が変わって食べないのは、赤ちゃんが正常に反応している証拠です。1〜2日食べる量が減っても、水分(母乳・ミルク・水)が取れていれば大きな問題にはなりにくいもの。

「食べさせなきゃ」と焦るほど食卓の空気は張り詰めます。バナナだけの日があってもいい。旅行から帰れば、たいていのお子さんは元のペースに戻ります。ミルクや授乳のリズムについては授乳ガイドもどうぞ。

よくある質問

Q. 離乳食は預け荷物と機内持ち込み、どちらに入れる? A. 分散させるのが正解です。預け荷物が届かないトラブルに備え、移動中〜到着当日分は必ず手荷物に。フレークやパウダーは軽いので手荷物向きです。

Q. 現地で余った離乳食は持ち帰れる? A. 未開封の日本製品なら基本的に問題ありませんが、国によって食品の持ち込み規制があります(肉・乳製品を含むものは特に厳格)。渡航先と帰国時の規制を事前に確認してください。

Q. 時差があるとき、食事のタイミングはどうする? A. 到着後は現地時間に合わせて朝の光を浴びることを優先し、食事は無理のない範囲で寄せていきます。詰めすぎず、1〜3日かけて移行するくらいの気持ちで。時差対策も参考にしてください。

Q. フォローアップミルクや牛乳は現地で買える? A. 多くの国で入手可能ですが、成分規格が日本と異なります。1歳前後で牛乳デビュー中の場合は、渡航中は無理に進めないのが無難です。

この記事で紹介したアイテム

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まとめ

海外での赤ちゃんの食事は、「全部完璧に持っていく」ことではなく、外せないものだけを確実に持ち、残りは現地で柔軟に補うのがコツです。

  • 持参量は 滞在日数×食事回数+予備2日分
  • 現地調達できるのは果物・パウチ・粉ミルク。主食と味の土台は日本から
  • 水道水は調乳に使わない。軟水・赤ちゃん用の水を選ぶ
  • 野菜フレーク・パウダーで軽量化、レトルトおかゆを切り札に
  • 迷ったら 北海道産野菜フレーク(1,850円)+ 地球畑 有機米のおかゆ(3,900円)

準備が整えば、あとは楽しむだけ。慣れない土地で赤ちゃんがひとくち食べてくれた瞬間の安心感は、荷造りの苦労をぜんぶ吹き飛ばしてくれます。どうぞ気をつけて、いい旅を。

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