0歳後半(7〜11ヶ月)

赤ちゃんと飛行機|耳抜きと機内で泣いたときの備え

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「飛行機で赤ちゃんが泣いたらどうしよう」——チケットを取った瞬間から、この不安が頭を離れないママは本当に多いです。

夏休みやお盆の帰省、年末年始の里帰り、初めての家族旅行。飛行機に乗る予定が決まると、荷物のことよりも「機内で泣かせてしまったら」という気持ちのほうが重くなりますよね。周りの目、耳の痛み、狭い座席。想像しただけで胃がぎゅっとなる方もいると思います。

でも、大丈夫です。赤ちゃんが機内で泣く理由の多くは「耳の違和感」と「いつもと違う環境」の2つ。どちらも事前の準備でかなりやわらげられます。

この記事では、離着陸時の耳抜きの仕組みとタイミング、泣いたときの具体的な対処、そして耳抜きの相棒になるおしゃぶり・歯固めを実際の売れ筋商品から比較してご紹介します。読み終わったときに「これなら乗れそう」と思えるように書きました。

赤ちゃんが飛行機で泣く本当の理由

気圧の変化で耳がツーンとする

大人でも離着陸のときに耳がツーンとしますよね。あれは、機内の気圧が変わったときに、耳の奥(中耳)の圧力と外の圧力に差ができるから起こります。

大人は「あくび」「唾を飲む」「鼻をつまんで空気を送る」など、自分で調整する方法を知っています。でも赤ちゃんは、そもそも「耳が変だから唾を飲もう」という発想ができません。

しかも赤ちゃんの耳管(耳と鼻をつなぐ管)は、大人より短くて水平に近い形。圧が抜けにくく、詰まりやすい構造をしています。つまり赤ちゃんは、大人より耳が痛くなりやすいうえに、自力で解決できないのです。

だから泣く。これは「わがまま」ではなく、赤ちゃんにできる唯一の訴え方なんですよね。

耳以外の「泣きスイッチ」も同時に押されている

機内はさらに、赤ちゃんにとって刺激だらけの環境です。

  • :エンジン音、キャビンのアナウンス、他の乗客の声
  • 乾燥:機内の湿度は20%以下になることも。のどが渇きやすい
  • 温度差:離陸前は暑く、上空では冷える
  • 姿勢:抱っこのまま長時間。動けないストレス
  • ママの緊張:これが実は一番大きい

最後の「ママの緊張」を軽く見ないでください。赤ちゃんはママの心拍や声のトーン、抱き方のかたさを驚くほど敏感に感じ取ります。「泣かせちゃいけない」と身体に力が入るほど、赤ちゃんは不安になって泣きやすくなる、という悪循環が起きます。

準備をしておく一番の効果は「グッズがある」ことではなく、ママが落ち着けることなんです。

耳抜きの基本|「飲む・吸う」が最強の対策

赤ちゃんの耳抜きは、難しいテクニックではありません。ポイントはひとつだけ。

ゴクンと飲み込む動き、チュッチュと吸う動きを作ってあげること。

飲み込む・吸う動作をすると、のどの奥の筋肉が動いて耳管が開き、たまった圧が自然に抜けていきます。大人が唾を飲むのと同じ仕組みです。

具体的な選択肢はこの4つ。

方法向いている月齢ポイント
授乳(母乳・ミルク)0〜1歳ごろ吸う+飲み込むで最強。安心効果も大きい
ストローマグ・水分7〜8か月ごろ〜麦茶や湯冷ましを少しずつ。こまめに
おしゃぶり0か月〜2歳ごろ眠くなくても吸ってくれる。両手が空く
歯固め・かみかみ系3か月ごろ〜噛む動きであごが動く。歯ぐずり期にも◎

複数用意しておくのがコツです。「授乳でいけるはず」と思っていても、機内では興奮して飲まないこともよくあります。第2案・第3案があるだけで気持ちがラクになります。

タイミングがすべて|離陸・着陸それぞれの動き方

耳抜きは「いつやるか」で成功率がまるで変わります。ここが一番大事なところです。

離陸時:滑走路を走り出したら

離陸は、地上から一気に上昇するので気圧が下がります。ただし、離陸時の耳の痛みは着陸時よりずっと軽いとされています。圧が抜けやすい方向の変化だからです。

  • 搭乗直後〜ドアクローズ前:ここでは飲ませない。まだ時間があります
  • 滑走路を走り出したら:授乳やおしゃぶりをスタート
  • 上昇中(約10分):吸わせ続ける。眠ってくれたらそのまま

搭乗が早すぎるタイミングで授乳してしまうと、離陸のときにはお腹いっぱいで飲んでくれません。ここが一番よくある失敗です。搭乗ゲートで待つ間にたっぷり飲ませるのは避けて、機内で「まだお腹に余裕がある」状態を作っておきましょう。

着陸時:ここが本番

耳の痛みが出やすいのは、実は**着陸時(降下中)**です。気圧が上がる方向の変化は、耳管が開きにくく圧が抜けづらいためです。

  • 「当機はまもなく着陸態勢に入ります」のアナウンス:これが合図
  • アナウンスから実際の着陸までは20〜30分あるので、少しずつ小分けに飲ませる
  • 一気に飲ませきってしまわない。降下の間ずっと飲み込む動きを続けるのが理想
  • 寝ている場合、無理に起こす必要はありません。眠っていて痛みで泣き出したら、そのとき吸わせる

CAさんに「着陸の30分前に教えてください」と離陸後にお願いしておくと、ぐっと安心です。多くの航空会社では快く協力してくれますし、赤ちゃん連れは慣れているので遠慮しなくて大丈夫です。

鼻づまりがあるときは要注意

風邪や鼻炎で鼻が詰まっていると、耳管も詰まりやすくなり、耳の痛みが強く出ます。

  • 搭乗前に鼻吸い器で鼻をすっきりさせておく
  • 中耳炎の治療中・治りかけは、事前に小児科医へ相談
  • 熱がある、機嫌が明らかにおかしいときは搭乗の判断そのものを見直す

泣いてしまったときの対処|順番を決めておく

どれだけ準備しても、泣くときは泣きます。大事なのは「泣かせないこと」ではなく、泣いたときに慌てないこと

順番を決めておくだけで、パニックにならずに動けます。

  1. 吸わせる:授乳・おしゃぶり・水分。まずこれ
  2. 抱き方を変える:縦抱き↔横抱き、肩に乗せる。姿勢が変わるだけで泣きやむことも
  3. 立って揺れる:ベルトサイン消灯中なら、通路や後方のギャレー近くで立ち抱っこ
  4. 新しい刺激を出す:初めて見るおもちゃ、シール、絵本。「取っておいた新顔」が効きます
  5. 温度・オムツを確認:暑すぎ・オムツの不快がまぎれていることも
  6. それでも泣くなら、腹をくくって抱きしめる

6番が意外に大切です。泣きやませようと焦る力は赤ちゃんに伝わります。「泣いてもいいよ」と抱き直すと、5分ほどで落ち着くケースも多いです。

周囲への配慮としては、搭乗時に前後の席の方へ軽く「小さい子がいます、すみません」と一声かけておくと、こちらの気持ちが軽くなります。実際には嫌な顔をされるより、「大丈夫ですよ」と言ってもらえることのほうが多いものです。

機内の耳抜きグッズ|実際に売れている5商品を比較

ここからは、耳抜きの相棒になるおしゃぶり・歯固めを、実際に売れている人気商品から比較します。「吸う動き」「噛む動き」を作れるアイテムは、機内の持ち物リストで優先度がとても高いものです。

5商品の比較表

商品価格評価特徴向いている人
【FRIGG公式】おしゃぶり 天然ゴム/シリコン フリッグ 花 デイジー(キッズ&ベビー カイズ)1,430円★4.45(442件)北欧デザイン。花・デイジーモチーフのくすみカラー。0/6/18か月のサイズ展開写真に残る旅行。見た目にもこだわりたいママ
NUK おしゃぶり ヌーク(消毒ケース+ホルダーストラップ付)(ダディッコ ベビーキッズセレクト)1,100円★4.41(902件)S/M/Lサイズ展開、消毒ケースとおしゃぶりホルダー付きの正規品セット機内での落下・紛失が心配な人。コスパ重視
BIBS ビブス カラーおしゃぶり(袋パッケージ/size1・2)(ナチュラルベビー Natural Baby)1,100円★4.63(532件)デンマーク発の定番。天然ゴム、くすみカラー。5商品中最高評価初めてのおしゃぶり。評価の高さで選びたい人
かみかみチキン 歯固め(手にはめるタイプ・楽天1位)(ケアランド)1,300円★4.73(3422件)手にはめて使うシリコン歯固め。BPAフリー、食品グレード素材。レビュー3400件超おしゃぶりを嫌がる子。歯ぐずり期の赤ちゃん
BIBS ビブス おしゃぶり(箱入りシングル・専用ケース付/送料無料)(bcbasics)1,760円★4.35(82件)BIBSの箱入り正規品。おしゃぶりケース付きで持ち運びに配慮ギフト兼用。ケースごと持ち歩きたい人

商品ごとのくわしい話

【FRIGG公式】おしゃぶり(1,430円/★4.45・442件) 北欧らしい花・デイジーのモチーフとくすみカラーが魅力。0〜6か月、6〜18か月とサイズが分かれているので、月齢に合ったものを選べます。旅行はどうしても写真を撮る機会が多くなるので、「写真に写っても素敵」という点は思っている以上に満足度に効いてきます。天然ゴムとシリコンから選べるのも安心。

NUK おしゃぶり ヌーク(1,100円/★4.41・902件) 消毒ケースとおしゃぶりホルダー(ストラップ)が最初から付いてくるのが、機内では本当に効きます。おしゃぶりは必ず一度は落とします。狭い座席の足元に落ちたものを拾って洗える環境は、機内にはありません。ホルダーで服に留めておけるだけで、落下そのものを防げます。サイズもS/M/Lと幅広く、月齢に合わせて選べる正規品。902件のレビューという実績も心強いところ。

BIBS ビブス カラーおしゃぶり 袋パッケージ(1,100円/★4.63・532件) 今回の5商品で最も評価が高いのがこちら(★4.63)。デンマーク発のロングセラーで、天然ゴム素材のやわらかさが「初めてでも受け入れてくれた」という声につながっています。size1(0〜6か月)とsize2(6〜18か月)から選べます。1,100円という価格で最高評価なので、「まず1つ試したい」という方の最初の一手にぴったりです。

かみかみチキン 歯固め(1,300円/★4.73・3422件) レビュー3422件・★4.73という圧倒的な実績。おしゃぶりではなく、手にはめて使うタイプの歯固めです。おしゃぶりを口に入れてくれない赤ちゃんは意外と多く、そういう子には「噛む」アプローチが有効。噛む動きでもあごが動くので、耳抜きの助けになります。手にはめるので落としにくいのも、機内では大きな利点。歯ぐずりが重なる時期なら、これ1つで機内のぐずり対策を兼ねられます。BPAフリーの食品グレード素材で、口に入れる前提の設計。

BIBS ビブス おしゃぶり 箱入り+ケース付(1,760円/★4.35・82件) 同じBIBSの、箱入り正規品+おしゃぶりケース付きバージョン。ケースがあると、使わないときにカバンの中で衛生的に保管できます。旅行中は「使う・しまう」を何度も繰り返すので、専用ケースの価値は日常より高くなります。送料無料で1,760円。出産祝いのギフトにも使える見た目なので、自分用と贈り物を兼ねたいときに。

タイプ別|結局どれを選べばいい?

迷ったときの結論を、タイプ別にまとめます。

▶ 初めておしゃぶりを買う/評価で選びたいBIBS ビブス カラーおしゃぶり(1,100円・★4.63) 5商品中の最高評価で、価格も最安クラス。天然ゴムのやわらかさで受け入れてもらいやすく、最初の1つとして失敗が少ない選択です。

▶ 機内での落下・紛失が心配/実用性重視NUK おしゃぶり ヌーク(1,100円・★4.41) 消毒ケースとホルダーストラップ込みで1,100円は、機内利用を考えると実質的に一番お得。「落ちたおしゃぶりが使えなくなる」という機内最大のトラブルを最初から防げます。

▶ おしゃぶりを嫌がる/歯ぐずりが始まっているかみかみチキン 歯固め(1,300円・★4.73) おしゃぶりを受け付けない子の逃げ道になります。3422件のレビューという安心感と、手にはめるので落としにくい設計。3か月ごろから使えます。

▶ 旅行の写真にこだわりたい/見た目も大事【FRIGG公式】おしゃぶり(1,430円・★4.45) 花・デイジーのくすみカラーで、写真映りが抜群。せっかくの初旅行、記録に残る写真がかわいいのは立派な価値です。

▶ 出産祝いに贈る/ケースごと持ち歩きたいBIBS 箱入り+ケース付(1,760円・★4.35) 専用ケース付きで送料無料。箱入りなのでそのまま贈れます。

おすすめの買い方:おしゃぶり系から1つ+歯固めを1つ、の2本立てが機内では安心です。たとえば「BIBS(1,100円)+かみかみチキン(1,300円)」で合計2,400円。吸う・噛むの両方の選択肢を持てるので、機内で片方が不発でも詰みません。

なお、おしゃぶりはフライトの前に必ず一度は家で試しておいてください。当日ぶっつけ本番で「吸ってくれない」となると、対策の柱が1本折れます。1週間前くらいから慣らしておくのが理想です。

機内持ち込みリスト|赤ちゃん連れの最低限

耳抜きグッズ以外に、手荷物(座席で手が届く場所)に入れておきたいものをまとめます。

カテゴリ持ち物ひとこと
耳抜きおしゃぶり・歯固め・ストローマグ予備を含めて2種類以上
授乳ミルク(キューブ・スティック)、哺乳瓶、授乳ケープお湯はCAさんにもらえます
オムツ想定枚数+3枚、おしりふき、防臭袋遅延を見込んで多めに
着替え上下1〜2セット、ママの替えTシャツ吐き戻し・漏れ対策
ぐずり対策新品のおもちゃ、シール、絵本見たことがないものが効く
体調鼻吸い器、体温計、常備薬、母子手帳鼻づまりは耳抜きの敵
温度調整ブランケット、羽織りもの上空は冷えます

授乳用のお湯は、多くの航空会社でCAさんにお願いできます。ミルクの子はキューブタイプかスティックタイプが計量不要で便利。液体ミルクを持ち込む場合は、航空会社ごとの液体物ルールを事前に確認しておくと安心です(乳幼児用は例外扱いになることが多いですが、念のため)。

予約と座席の選び方でラクになる

グッズと同じくらい効くのが、実は予約の工夫です。

  • 時間帯:お昼寝の時間や夜のフライトに合わせると、寝てくれる確率が上がります
  • バシネット(乳児用ベッド):座席の前に取り付けるベビーベッド。体重・身長の制限があり、早めの予約申し込みが必要
  • 最前列・前方:足元が広く、抱っこがラク。バシネット装着席も多い
  • 通路側:立ち上がって揺らしに行ける。トイレも近い
  • 後方の席:ギャレー近くで立ち抱っこしやすい。空席が多いこともある

バシネットは人気なので、チケットを取ったらすぐ航空会社に申し込むのが基本です。「取れたらラッキー」ではなく、「早く言えば取れる」もの。

また、生後8日未満は搭乗できないなど、航空会社ごとに乳児の搭乗規定があります。国際線・国内線でも扱いが違うので、予約時に確認しておきましょう。

それでも不安なママへ

ここまで読んで、それでもまだ不安な方もいると思います。

覚えておいてほしいのは、飛行機の中で赤ちゃんが泣くのは、想定内の出来事だということです。CAさんは慣れています。周りの乗客も、多くは「そういうこともあるよね」と思っています。あなたが想像しているほど、世界はママに厳しくありません。

そして、赤ちゃんが泣いたからといって、その旅行が失敗になることは絶対にありません。飛行機で泣いた記憶は、着いた先で家族に会えた笑顔や、初めての海を見た顔に、あっさり上書きされていきます。

準備をして、順番を決めて、あとは腹をくくる。それで十分です。

おしゃぶりを1つ、歯固めを1つ。カバンに入れて、深呼吸してから搭乗口へ向かってください。きっと大丈夫です。

この記事で紹介したアイテム

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まとめ

  • 赤ちゃんが機内で泣く主な理由は気圧による耳の違和感環境の刺激
  • 耳抜きは**「飲み込む・吸う」動作**を作るのが基本
  • 痛みが出やすいのは着陸時。着陸アナウンスから小分けに飲ませる
  • 搭乗前の授乳は控えめに。離陸で飲む余裕を残すのがコツ
  • 泣いたときの対処の順番を決めておくとパニックを防げる
  • おしゃぶりはフライト前に家で慣らしておく
  • 最高評価はBIBS(★4.63・1,100円)、実績最多はかみかみチキン(★4.73・3422件)
  • 機内実用性ならケース&ホルダー付きのNUK(★4.41・1,100円)
  • 迷ったら「おしゃぶり1つ+歯固め1つ」の2本立てが安心

準備は「泣かせないため」ではなく、「泣いても大丈夫と思えるため」のもの。そう考えると、少し肩の力が抜けるはずです。よい旅を。

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