【助産師監修】赤ちゃんの空腹サイン5つ|泣く前に対応
新生児(0〜28日)

【助産師監修】赤ちゃんの空腹サイン5つ|泣く前に対応

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専門家監修
高橋さやか
助産師・母乳育児相談員

総合病院の産科で12年勤務後、母乳外来を開設。授乳指導と育児相談を通じて年間500組以上の親子をサポートしています。

はじめに|「泣いてからでは遅い」って本当?

赤ちゃんが泣いたらミルクをあげる。多くのママ・パパがそう思っていますよね。しかし、実は泣くのは空腹の「最終段階」のサインだということをご存知ですか?

赤ちゃんは泣く前に、いくつかの空腹サインを出しています。これを見逃さずにキャッチできれば、赤ちゃんが大泣きする前に落ち着いて授乳でき、ママも赤ちゃんもストレスが減ります。

この記事では、赤ちゃんの空腹サインを3段階に分けて詳しく解説します。

赤ちゃんの空腹サインは3段階ある

空腹サインの段階一覧

段階サインの種類具体的な行動対応のタイミング
初期サイン穏やかな合図口をパクパク、唇をなめる、手を顔に持っていくこのタイミングで授乳がベスト
中期サイン活発な動き体をモゾモゾ動かす、頭を左右に振る(探索反射)、声を出す早めに授乳準備を
後期サイン泣き・興奮大声で泣く、顔が赤くなる、手足をバタバタ落ち着かせてから授乳

初期サイン(早期キューイング)を見逃さないコツ

初期サインは非常に穏やかで、見逃しやすいのが特徴です。以下のポイントを意識しましょう。

口元の動き:

  • 口をパクパクと開閉する(吸啜反射の準備)
  • 唇をペロペロとなめる
  • 口をとがらせるような動きをする

手の動き:

  • 手を口元に持っていく
  • 指や拳をしゃぶる
  • 顔の近くで手をグーパーする

その他:

  • 目がキョロキョロと動く(睡眠中でも)
  • 小さく「クー」「ハー」と声を出す
👩
なつみママ 生後1ヶ月の女の子

助産師さんに『泣く前のサインを見て』と言われてから意識して観察するようにしました。口をパクパクし始めたらすぐ授乳すると、泣かずにスムーズに飲んでくれるようになりました!

中期サイン|まだ間に合う段階

初期サインを見逃しても、中期サインの段階なら落ち着いて授乳できます。

  • ルーティング反射:頬や口元に触れると、そちらに顔を向ける
  • 体の動き:手足をモゾモゾ動かす、寝ている姿勢からのけぞる
  • 頭を左右に振る:おっぱいや哺乳瓶を探す動き
  • 小さな声:「アー」「ウー」と不満そうな声を出す

後期サイン|泣いてしまったら

赤ちゃんが大泣きしている状態では、実はうまく授乳できないことが多いです。舌が上がってしまい、乳首をくわえにくくなるからです。

泣いてしまったときの対処法:

  1. まずは抱っこやおくるみで落ち着かせる
  2. 「シーシー」と声をかけたり、軽く揺らす
  3. 少し落ち着いてから授乳を始める
  4. 焦らず、リラックスした状態で

月齢別|授乳間隔とリズムの目安

月齢ごとの授乳間隔

月齢母乳の場合ミルクの場合1日の回数1回あたりの量(ミルク)
新生児〜1ヶ月1〜2時間おき2.5〜3時間おき8〜12回80〜120ml
1〜2ヶ月1.5〜2時間おき3時間おき7〜10回120〜160ml
3〜4ヶ月2〜3時間おき3〜4時間おき6〜8回160〜200ml
5〜6ヶ月3〜4時間おき4時間おき5〜6回200〜220ml

重要: これはあくまで目安です。赤ちゃんの個人差が大きいため、「空腹サインが出たら授乳」が基本です。時計より赤ちゃんを見ましょう。

母乳の場合の注意点

母乳は消化が早いため、ミルクより授乳間隔が短くなるのが普通です。「さっき飲んだばかりなのに…」と心配になるかもしれませんが、頻回授乳は母乳の分泌を増やす効果もあります。

ミルクの場合の注意点

ミルクは母乳より消化に時間がかかるため、あげすぎに注意が必要です。飲み終わりのサインも覚えておきましょう。

  • 乳首から口を離す
  • 顔を背ける
  • 手で哺乳瓶を押しのける
  • 飲むスピードが明らかに遅くなる

空腹以外の「泣く理由」も知っておこう

赤ちゃんが泣く理由は空腹だけではありません。空腹サインがないのに泣いている場合は、以下を確認しましょう。

原因チェックポイント
おむつおしっこ・うんちで不快
暑い・寒い背中に汗をかいていないか。手足の冷え
眠いあくび、目をこする、ぐずり出す
刺激過多光・音が強い環境にいないか
抱っこしてほしい安心感を求めている
体調不良発熱、いつもと違う泣き方

授乳を楽にするおすすめグッズ

哺乳瓶の選び方

混合授乳の場合、哺乳瓶選びは重要です。母乳との併用なら、乳頭混乱を防ぐ設計のものがおすすめです。

選ぶポイント:

  • 乳首の形(丸型 vs 扁平型)
  • 流量(月齢に合ったサイズ)
  • 洗いやすさ(パーツが少ないもの)
  • 素材(ガラス vs プラスチック)

授乳クッションの重要性

授乳クッションがあると、赤ちゃんの高さを調節しやすくなり、ママの腰や腕の負担が大幅に軽減されます。特に新生児期は授乳回数が多いため、必須アイテムと言えます。

選ぶポイント:

  • 硬さ:柔らかすぎると赤ちゃんが沈む。硬めがおすすめ
  • 高さ:ママの胸の高さに赤ちゃんの口が来るもの
  • カバー:洗濯できる素材を選ぶ
👩
りえママ 生後2ヶ月の男の子

授乳クッションを買ってから授乳がすごく楽になりました。硬めのタイプにしたら赤ちゃんが安定するし、腕も疲れなくなって夜中の授乳も苦にならなくなりました。

まとめ|泣く前のサインをキャッチして穏やかな授乳タイムを

赤ちゃんの空腹サインを早い段階でキャッチできるようになると、授乳がぐっと楽になります。最初は見分けるのが難しいかもしれませんが、毎日赤ちゃんを観察しているうちに、自然とわかるようになります。

覚えておきたい3つのポイント:

  1. 泣く前のサインを探す:口元・手の動きに注目
  2. 時計より赤ちゃんを見る:個人差があるので授乳間隔はあくまで目安
  3. 焦らない:泣いてしまったら、まず落ち着かせてから授乳

ママ自身のリラックスも大切です。授乳クッションなどのグッズを上手に活用して、穏やかな授乳タイムを過ごしてくださいね。

よくある質問

Q 空腹サインと指しゃぶりの違いはどう見分ければいいですか?
A 空腹サインの場合は口をパクパク動かしながら手を口に持っていき、体もモゾモゾ動きます。一方、指しゃぶりは落ち着いた状態で行い、自己落ち着き行動の一種です。前回の授乳からの時間も参考にして判断しましょう。
Q 授乳間隔が短すぎる気がします。母乳が足りていないのでしょうか?
A 母乳の場合、1〜2時間おきの授乳は正常です。体重増加が順調(1日25〜30g以上)で、おしっこが1日6回以上出ていれば母乳は十分足りています。頻回授乳は母乳分泌を促す効果もあるので安心してください。
Q 夜中も空腹サインで起きるべきですか?
A 新生児期は夜中も3時間以上空けずに授乳することが推奨されます。月齢が進み体重増加が順調であれば、赤ちゃんが自然に起きるまで待っても大丈夫です。心配な場合はかかりつけの小児科や助産師に相談しましょう。

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