赤ちゃんのスキンケアルーティン|朝晩の保湿ケア手順
0歳前半(1〜6ヶ月)

赤ちゃんのスキンケアルーティン|朝晩の保湿ケア手順

専門家監修
林田明美
助産師・新生児訪問指導員

助産師として20年のキャリアを持ち、新生児訪問指導を年間200件以上実施。赤ちゃんのスキンケア指導を専門とし、多くのママに寄り添ってきた。

「毎日スキンケアしているのに赤ちゃんの肌荒れが続いている」——そういうママの話を聞いていると、やり方に問題があることが多いです。

赤ちゃんのスキンケアは「塗ればいい」わけではなく、正しい手順・タイミング・量が大切です。

この記事では、助産師監修の朝晩のスキンケアルーティンを具体的な手順で解説します。

なぜ赤ちゃんには毎日スキンケアが必要?

赤ちゃんの肌には以下の特徴があります。

特徴詳細
角質層が薄い大人の約1/2〜1/3。外部刺激を受けやすい
皮脂分泌が少ない生後3ヶ月以降は特に乾燥しやすい
汗腺が多い体表面積比で大人より多い。あせもになりやすい
免疫が未熟炎症が起きやすく、長引きやすい

毎日のスキンケアで皮膚バリアを強化することが乳児湿疹の予防とアレルギー対策になります。

夜のスキンケアルーティン(入浴後)

夜のスキンケアが最重要です。お風呂で汚れや皮脂を落とし、保湿で肌を整えます。

STEP 1:お風呂で優しく洗う

湯温の目安:38〜40度(大人が入るより少しぬるめ)

赤ちゃん専用の泡立てタイプのボディソープを使い、手のひらで優しくなでるように洗います。ゴシゴシこすることは絶対NG。

洗う順番:

  1. 顔(目→鼻→頬→あご)
  2. 頭(頭皮全体を優しく)
  3. 首のシワの中
  4. 脇の下
  5. 体(胸→お腹→背中)
  6. 腕・足
  7. 股間・お尻(最後に)

洗い忘れやすい箇所:

  • 耳の後ろ
  • 首のシワの奥
  • ひじ・ひざの内側
  • 指の間

STEP 2:優しくタオルで拭く

こすらず、優しくポンポンと押し当てて水気を吸わせます。

綿100%の柔らかいガーゼタオルがおすすめです。毛足が長いタオルは繊維が顔や目に入ることがあるため、赤ちゃんの顔には使わないようにしましょう。

STEP 3:保湿クリームを塗る(入浴後10分以内)

**これが最重要ステップです。**入浴後に時間をおくと肌が乾燥してしまうため、お風呂を出てから10分以内に全身に保湿クリームを塗りましょう。

塗る順番:

  1. 顔(額→鼻→頬→あご)
  2. 首(シワの中まで丁寧に)
  3. 胸・お腹
  4. 背中
  5. 腕(ひじの内側は念入りに)
  6. お尻・股間
  7. 脚(ひざの内側は念入りに)

量の目安: 白いクリームが少し残って見えるくらいたっぷりが適量です。薄く伸ばしすぎると効果が落ちます。

👩
はるかさん 生後2ヶ月

入浴後すぐに保湿するようにしたら、頬の乾燥が1週間で改善しました。以前はゆっくり服を着せてから塗っていたので肌が乾燥していたんだと思います。スピードが大事でした。

朝のスキンケアルーティン

朝は夜より簡略化でOKですが、汗やよだれによる肌荒れを防ぐための保湿は重要です。

STEP 1:顔・首を拭く

就寝中についた汗・よだれをぬるま湯で湿らせたガーゼで優しく拭き取ります。石けんは使わなくてOKです。

STEP 2:保湿クリームを塗る

特に乾燥しやすい部分(顔・頬・首・ひじ・ひざ)を中心に保湿します。夜ほど量は多くなくてOKです。

よだれや汗が多い赤ちゃんへの追加ケア

  • 昼間も食後・お昼寝後に首・あごにローションを薄く塗る
  • あせもができやすい夏はお昼にシャワーを追加する

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980円〜

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季節別スキンケアポイント

春・秋(乾燥しやすい時期)

  • 保湿クリームは1日2〜3回こまめに塗る
  • 加湿器で部屋の湿度を50〜60%に保つ

夏(あせも対策)

  • エアコンで部屋を28度前後に保つ
  • こまめな水分補給
  • 汗をかいたらシャワーで流す(石けんは1日1回で十分)
  • 保湿はべたつきの少ないローションタイプに変える

冬(最も乾燥しやすい)

  • 保湿を1日3回以上に増やす
  • 入浴温度を上げすぎない(39度以下推奨)
  • 加湿器の活用で湿度40〜60%を維持
  • セラミド配合の保湿力の高いクリームタイプを使う
👩
のぞみさん 生後5ヶ月

冬になって急に肌が荒れ始めました。夏はローションだったのをクリームに変えて1日3回塗るようにしたら落ち着いてきました。季節によってケアを変えることが大事だと気づきました。

スキンケアの「やりすぎ」に注意

保湿は大切ですが、やりすぎも問題です。

やりすぎのサイン:

  • 肌がベタベタして毛穴が詰まる
  • かえってニキビや湿疹が増える

適量を守り、肌の状態を見ながら調整しましょう。

よくある疑問

よくある質問

Q お風呂は毎日入れないとダメ?
A 原則として毎日入浴が理想的です。特に夏場は汗や皮脂が毛穴を詰まらせやすいため毎日清潔にする必要があります。具合が悪いときや疲れている日は、硬く絞った蒸しタオルで全身を拭くだけでも大丈夫です。
Q 赤ちゃん用の保湿クリームと大人用、何が違うの?
A 赤ちゃん用は、香料・防腐剤・刺激の強い成分が含まれていない低刺激設計になっています。大人用は成分が強すぎたり香料でかぶれたりする場合があるため、赤ちゃんには必ず赤ちゃん専用品を使ってください。
Q 保湿クリームを塗ると赤ちゃんが嫌がる。どうすれば?
A 冷たいクリームを突然塗られると嫌がることがあります。手のひらでクリームを少し温めてから塗ると嫌がりにくくなります。また、スキンシップを兼ねてマッサージするように塗ると、赤ちゃんが気持ちよさを感じやすくなります。

まとめ

赤ちゃんのスキンケアルーティンのポイントをまとめます。

夜(入浴後)

  1. 38〜40度のお湯で優しく洗う
  2. ガーゼタオルでポンポン拭く
  3. 10分以内にたっぷり保湿クリームを塗る

  1. 顔・首をぬるま湯で拭く
  2. 乾燥しやすい部分を中心に保湿

毎日の継続が、赤ちゃんの健康な肌を守る最大のケアです。難しく考えず、まずは「お風呂後すぐの保湿」を習慣にすることから始めてみてください。

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